【比較】NikonD850ユーザーの風景写真家がZ7をあえて購入しない理由のまとめ

【比較】NikonD850ユーザーの風景写真家がZ7をあえて購入しない理由のまとめ

はじめに

2018年9月28日に発売された

ニコンFXフォーマットミラーレスカメラ Z 7

多くの人が期待に溢れ、既に多くの人が手にしています。

ニコンイメージングジャパン

 

また、多くの人が現在使用しているボディから

移行すべきかどうか悩んでいる人が多いのも事実です。

果たして、本当に買い換えるほどのメリットがあるのか?

実際に私は現在NikonD850を使用していますが

検討の末、NikonZ7には移行せずそのまま使用していく

ことを決めました。

そこにはいくつかの理由あります。

結果から言ってしまえば、D850が高品質!

では私がD850を使い続ける理由を説明しましょう。

D850とZ7の比較

まず、D850とZ7それぞれを簡単に比較してみます。

ニコンイメージングジャパン

D850とZ7を比較してみると機能的に結構同じ部分が

あることが分かります。

D850とZ7で同じ部分

  • 有効画素数4675万画素
  • ISO64〜25600
  • 高速連続撮影9コマ/秒(条件付き)
  • 4K撮影・タイムラプス撮影
  • WiFi・Bluetooth付き
  • タッチパネル・チルト式

D850とZ7で違う部分

  • 約32万円約44万円(2018年12月時点のボディの価格)
  • 画像処理エンジン EXPEED5EXPEED6
  • 電子ビューフィンダー 無し有り
  • レンズマウント FZ
  • ボディ重量 1005g675g(両者バッテリー含む)
  • フルHD1080のフレームレート 60fps120fps
  • AF測距点数 153点493点
  • ボディ手ぶれ補正 無し有り
  • 背面液晶モニタードット数 236万210万
  • 記録媒体 ダブルスロットシングルスロット

 

大きくあげるとすれば上記の通りです。

実際にこの違いは撮影の中でどう影響してくる

でしょうか?

風景写真を主に撮影する身としてその違いから

特に気になる部分の意見をまとめてみます。

レンズの問題

D850はFマウントであり、これまでのレンズが

使えるため様々なレンズを使うことが可能です。

一方Z7はZマウントといって今回初めて登場した

マウントです。現在(2018年12月現在)登場している

レンズはS-Lineと呼ばれ以下の3種類のみです。

 

ニコンイメージングジャパン

 

そうなんです、まだ全然レンズが揃っていないんです。

僕にとって風景写真で超広角レンズと望遠レンズが無いのは

結構致命的な問題です。

もちろんそんな問題もあろうかとFシリーズのレンズを

Zに変換してくれるマウントアダプターFTZなんて商品もあります。

Z7でもこれまで買い揃えたFマウントのレンズを使うこと

ができるの確かに便利です。

しかし、

やはりZのボディの性能を100%引き出してくれる

組み合わせはS-Lineであることは間違い無いです。

Z7を使いたいが為にわざわざ変換マウントを購入して

従来のレンズを付けるのは、仮に画質が素晴らしくても

なんとなく気が進まないのが正直な気持ちです。

 

ちなみにS-Lineの今後の登場予定は以下のように

公表されています。

2019年にはまずまず揃ってくるといった感じですが、

これはあくまで予定でありもちろん延期の可能性もあります。

どうせ買うなら、S-Lineのレンズが揃い始めてから

がいい気もします。

重さはそんなに影響するか?

D850の1005gとZ7の675gの差350g

確かにZ7を持った時には多少軽い感じはしました。

自分が装着しているレンズの重さにもよるので、

あくまでもボディ単体で考えた時の話です。

しかし、正直350gってそこまで驚くほどの数値ではありません。

缶ジュース一本持つか持たないかの違いです。

カメラバッグに入れた際に

うわ!D850重いっ!!」とはまずなりません。

軽いに越したことはありませんが

重さを理由にD850からZ7に買い換えるのはちょっと

オススメできない選択でしょう。

 

動画撮影時fps60とfps120の違い

あなたは普段の撮影で動画撮影をする場面はどのくらい

あるでしょう?

あなたがもし「動画は撮らないよ、静止画だけ

であればこの違いは無視しても良いでしょう。

fpsとは動画の一秒間に何枚の静止画を詰め込めるかを

示した値であり、映像の滑らかさに直結する数値です。

特にこのfpsが高いハイフレームレートの動画は

スローモーションの動画を作る際に重要となります。

fpsが低いとカクカクしたスローモーションに、

逆に高いと滑らかなスローモーションとなり

シネマチックな映像を作りたい人には重要な内容です。

僕は時々D850を使って映像も撮るのでこの違いには

注目しましたが、D850でも100〜120fpsのスローモーション

撮影が可能で、かなり滑らかな映像を撮れます。

 

動画を専門として撮影するのであれば話は別であるが

通常の静止画を撮影する上では気にしなくても良いでしょう。

D850も十分素晴らしい動画撮影ができます。

AF測距点数の違い

D850が153ドッドに対してZ7は493ドット

圧倒的にZ7が卓越しています。これには正直驚きます。

ニコンイメージングジャパン

AF測距点数が大きければその分被写体にピントを

合わせやすくなります。

このAF測距点の違いはD850からZ7に乗り換えるかどうか

の分かれ道になります。

あなたが動物乗り物スポーツなど動きのあるものを

撮影する場合、測距点の多くより確実に被写体にピント

を合わせることができるZ7が選択肢となるでしょう。

 

一方、あなたが常にカメラを三脚に固定し、AFは使わず

マニュアルでピントを合わせ、ゆっくりと撮影する

スタイルであれば測距点数の違いはほとんど気にしなくても

良いでしょう。

因みに僕は後者のゆっくり風景を撮影するスタイル

なのでAFを使うこともほとんど無くこの点に

おいてもD850からZ7にする理由がありません。

 

あなたはどちらの撮影スタイルでしょうか?

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背面液晶モニタードット数の違い

D850が236万ドットに対してZ7は210万ドットです。

背面液晶モニターは撮影時リアルタイムで露出の確認や

構図の確認を行う際に必要となります。

また、撮影後のピントがあってるかなどクイックで

画像の確認をする際にも使う為、ドット数が多く

画質が良いにこしたことはありません。

この点ではD850の方が26万ドッド多いので

よりきめ細かい画質で確認もしやすいと言えます。

 

ニコンイメージングジャパン

 

ただし、さすがはZ7、電子ビューファインダー(369万ドット)

を搭載しているのでファインダーを覗きリアルタイムで

調整を確認できるといった点で優れています。

これはちょっと羨ましい。

 

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メモリーカード

D850はSDカードXQDカードの両方を差し込める

ダブルスロットに対し、

Z7はXQDカードのみのシングルスロットです。

XQDカードはSDカードに比べ転送速度が断トツ速く、

連写撮影の際に必要となるメモリーカードです。

 

しかし、何と言ってもXQDカードは高い!!

 

連写を必要としない通常のSDカードで十分な人でも

Z7だとXQDカードを使用せざるをえません。

(別に使うこと自体は全く悪く無いのですが)

これに不満を抱いている人も結構いるようですね。

D850は使用者のニーズに合わせて選択肢を

与えてくれるダブルスロットなので、この点においても

D850、イイね!と思ってしまいます。

あえてシングルスロットにしたとの声もありますが

是非次のZシリーズではダブルスロットを

搭載して欲しいところです。

価格の違い

最後に価格についてですが、これまでの違いを

踏まえて考えてみましょう。

D850が約32万円、Z7が約44万円

その差は12万円です。

結構大きい額だと思います。

Zマウントのレンズを購入ともなれば50万円

軽く飛び越えます。

今回の比較において色々な立場で色々な意見が

あるかと思いますが、果たしてその差額を

超えるほどのメリットが実際にあるのかを考える

必要が有ります。

ただ普通の感覚ではZ7高い!!

となるかもしれないが、もちろんD850より優れている

部分があるのは事実です。

単純に値段で判断するというよりは

自分の撮影スタイルで最大の効果を発揮してくれる

のはどちらかを考えると良いかもしれません。

まとめ

以上D850とZ7の違いから私の意見をまとめて

みました。

因みに私はもともとD810をメインとして使用

していましたが、D850が発売された時ほど

今回のZ7に惹きつけられる要素を感じませんでした。

僕は自然を相手にするゆっくりタイプの風景写真家なので

今回のZ7の特性がそれほど必要と感じませんでした。

 

それはD850の機能、性能と比較して納得する面もあり、

単純にD850が素晴らしく、とても気に入っているからです。

 

また、Nikonでフルサイズミラーレスカメラは今回初です。

実験的な部分もあるでしょう。

次のシリーズでは更なる改良も加えられると予測しています。

その頃になればZシリーズに特化したレンズも増えてくるはず

なので、Zシリーズに乗り換えるのはもう少し先でも良いと

考えられます。

 

D850ユーザーでZ7に乗り換えを検討しているのであれば

是非一度自分の撮影スタイルについて考えてみましょう。

 

もしどちらも持っていなくて、どちらかを購入しようか

迷っている人、

今ならD850を強くオススメします。

 

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