イマイチな写真を芸術的にする必殺技!白黒写真に挑戦しよう

イマイチな写真を芸術的にする必殺技!白黒写真に挑戦しよう

はじめに

「よーし綺麗な写真をとるぞー!」

と意気込んでいたら、

自分の思い通りの天候に恵まれず

イマイチな写真になってしまった、、、

なんて経験はないでしょうか?

せっかく良い構図を見つけたのに

どんより雲で、撮影する気すら失せてしまう。

僕はよくありました。

今回はそんな時に使える必殺技を

ご紹介します。

ご希望の素晴らしい光がなくても、

むしろどんより雲があったほうが素晴らしい

結果となりやすい!敵を味方に!!

 

まず一枚の写真を見てください。

 

2018年の8月下旬の早朝長野県の北アルプス、

蝶ヶ岳から撮影した槍沢と槍ヶ岳です。

朝焼けを待っていたのですが、東の雲が暑く太陽の光を

遮ってしまいました。

残念なことに空は焼けずこの有様です。

構図、雲の動きはとても好みで一応撮影しておきました。

帰宅後現像すると、やはりイマイチな結果。

ボヤーんとした写真になってしまいガッカリ。

そこで思い切って!!!!

白黒写真にしました。

すると結果はこちら!

二枚とも元は同じRawのデータです。

漆黒のなんとも力強い山の雰囲気

そしてしの麓の雲の動きがとてもよく

強調されてグッとくる写真になりました。

そうです。

白黒写真にしてしまうと、イマイチだった写真が

案外素晴らしい写真に風変わりしてしまう

ことがあります。

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イマイチな写真は思いっきて白黒にしてみよう

上記でも紹介したように

天候などに恵まれない時でも白黒写真にチャレンジ

してみましょう。

今回は僕がこの白黒写真を意図的に行なっている

上で注意していること、意識していることも

説明します。是非参考にしてもらえると嬉しいです。

白黒写真が適している環境について

白黒写真がどんな場面にも万能かというと

もちろんそうではありません。

白黒写真が適している条件をあらかじめ

知っておくと意図的にその構図や対象物を探せる

ようになるので知っておきましょう。

1.シンプルな構図

構図が複雑であると白黒にした時に

何を表現したいのか伝わり辛くなります。

これは白黒で無くとも同様ですが、白黒に

すると色の情報が無い分特にそう感じます。

構図はシンプルなものが良いでしょう。

2.対象物が多すぎずスッキリとしている

このように一見構図的には良さそうな

写真も白黒にするとイマイチな感じに。

この理由としては山に点在して生えている木々が

多すぎて、それぞれの輪郭を失ってしまって

いるからです。

もし木々が無くスッキリとした山であれば

良かったかもしれません。

ごちゃごちゃして煩いイメージを与えてしまうので

このように対象物の多いシーンでは

不向きと言えるでしょう。

なるべく対象物は少なくすること、ここでもやはり

シンプルにすることが大切です。

3.山や海は適している

山や海の写真は白黒写真との相性が

非常に良いです。

海の作品例


は物が少なくシンプルな構図が

作りやすいです。

海岸の石流木、海に浮かぶ岩の島

などを対象にして白黒写真にすると

とても芸術的な写真に仕上がります。

長時間露光などを用いて水や雲の流れを

滑らかにするとより一層対象物が引き立ちます。

山の作品例

山と言っても白黒写真に向いているのは

森林限界を越えた3000m付近の山

より白黒写真に向いている条件が整っています。

理由は木々が少なく、岩が露出しているため

輪郭がはっきりし、スッキリとした絵になります。

木々がたくさんあると煩い写真になりやすいので

なるべく標高の高い山を対象物とすると良いでしょう。

しかし木々を撮る場合でも、その煩さに目を

引っ張られないような工夫をすれば問題は

無いでしょう。

上の写真は山の斜めのジグザグラインと

雲の動きを強調しているため、木々の煩さに

引っ張られにくくなっています。

4.動きのある雲、形の面白い雲は狙い目

どんよりとした雲でも

それをうまく利用することで

とてもインパクトのある写真になります。

一見全体的にどんよりした雲に見えても

薄い雲厚い雲が混ざっている場合があります。

白黒にするとそれぞれの輪郭も強調できるので、

案外表情のある曇り空に仕上がります。

雲の形などにも注目して、周りの風景との

調和を考えてみましょう。

5.望遠レンズを使おう

白黒写真はシンプルな景色に向いている

と説明してきましたが、その場合は望遠レンズ

使用するとよです。

仮に広角レンズを使用すると、多くの情報を

捉えてしまい複雑でストーリー性の薄い写真に

なりがちです。

望遠レンズであれば遠くの対象物でも大きく

写し出すこともでき、強調したい対象物を

伝えやすくなります。

余分な情報を排除できることからシンプルな

写真になりやすく白黒写真には向いているレンズ

であると言えます。

まとめ

以上、僕がオススメする白黒写真について

の説明でした。

僕自身、風景写真は光が命と思って

取り組んでいますが、時に天候は味方をしてくれない

こともあります。

だからと言ってその素晴らしい風景から与えられた

チャンスを逃すのは、とても勿体無いことだと

思っています。

光がなくても、物語は作ることができます。

白黒写真は絶望的な撮影条件に可能性を与えてくれる

とてもありがたい手段です。

風景を撮ろうと思って天気や光に恵まれなかった

場合、是非白黒写真に挑戦してみて下さい。