【風景写真】あえて公開・シェアしない?撮影スポットを守る2つの理由

【風景写真】あえて公開・シェアしない?撮影スポットを守る2つの理由

最近はインスタ映えという言葉をとてもよく耳にします。

投稿したらイイネが沢山もらえそうな、わかりやすく言えばとても綺麗な写真、目にとまりやすい写真、流行りそうな写真のことです。

インスタ映えするような写真は時としてとてつもない

影響を多くの人に与えることがあります。

綺麗な場所に行って綺麗な写真を撮ってSNSなどで公開・シェアすればそれを見て

感動した大きの人がたちまちその場所を訪れるようになります。

何気なく撮った写真がSNSに投稿したらとんでもない拡散が発生し、いわゆるバズ

です。世界中いろんなこの作用で多くの人に知られてたちまち観光地となって

しまった場所が多くあります。観光地となれば街は潤い、経済は回るしいい事ばかりだなと思ってしまいますが、

なんとなく最近あえて公開・シェアしないことの重要性を感じるようになりました。

それは僕が風景写真を猛烈に好きだからという理由もあるからかもしれない。

では、僕の考えるあえて公開しない理由2つ説明しよう

1.人が群がると自分が困る

これはとても身勝手な意見かもしれないが、誰でも綺麗な場所に行って写真を

撮ろうとした時、人で溢れているとイライラしてしまうものです。

本当に撮りたい構図、対象物も、人混みで制限されるのは御免です。

誰もが可能ならゆっくりとその景色と向き合い、焦ることなく一番納得のいく、心に響く瞬間の

撮影を楽しみたいと思うでしょう。

自分しか知らない撮影スポットがあったとするなら、もしくは、まだ

知る人ぞ知る場所で有名になってない場所だったらその場所の詳細を細かく公開するのは

やめた方がいいです。自分が見つけた大切な場所(実は有名になってほしくない)

だけどやはり写真はシェアしたいなという場合は敢えて情報を省くのもありです。

また最小限の情報、例えば〇〇県〇〇村の山中で撮影 などの情報を添えるくらいであれば

問題ないでしょう。

もちろん、写真自体を公開しないでできた作品を自分一人で楽しむってのもいくつかあっていいでしょう。

少し意地悪な気もしますが、自分の大切な場所を守るという意味でもあえて公開しない

ことも重要な手段の一つです。

有名になることで困る人もいる

有名な話で北海道の美瑛町にある「哲学の木」の伐採があります。

この哲学の木は畑の真ん中にポツンと立ち多くの写真家や観光客を魅了してきました。

しかし、残念なことにその写真家や観光客は撮影などに夢中で、人の家の農地を平気で

歩き回り、荒らし、大きな問題となっていました。

結果として2016年2月26日、この哲学の木は意図的に伐採されこの観光地は消滅することとなりました。

詳しくはこちらの記事を参考にして欲しい。

写真で始まり写真で終わる観光地

皮肉なことに写真で拡散された絶景写真が元で多くの観光客、写真家を生んだのに、

彼らの「私も綺麗な写真を撮りたい!!」という気持ちから度を超えたマナー違反で

観光資源そのものを破壊してしまった結末。とても残念な話です。

これが知る人ぞ知る場所として、静かに広まって入れば、もしかしたら

この『哲学の木』はそこに生き続けていたのかもしれない。

この例のように写真の拡散で有名になって観光地化してしまうと、経済的に潤う部分もありますが

この農家が受けた様な迷惑行為(撮影者に悪気がなくても)が発生してしまうことは避けられないのです。

これは現在の多くの観光地でも同じことが言えるでしょう。

今まだ有名になっていないがその可能性がある様な場所は是非慎重になって

撮影者側もその拡散の方法に注意をしていく必要があるでしょう。

まとめ

綺麗な写真をとったら誰しも人に見せたいのは、自然な心理でしょう。

写真を公開しない勇気も実はその場所を守る上でとても大切なのです。

その場所を守る

とはもちろん上記ですでに述べた2つの理由の

自分自身のためでもあり、他者のため,

何より資源そのものを守る、実はこれが一番大切なことでしょう。

もちろん自分の写真が社会にそんな大きな影響を与えるなんてありえないと

思っているかもしれません。正直僕自身もそうです。

しかし、これまで誰かの何気ない一枚がどれほど多くの社会を動かし、社会を大きく変えてしまったこと

は非常に多くあります。

それが良い方向だけに作用すればいいのですが、必ず副作用が存在しそれは元々の資源を破壊すら

してしまうリスクも持っています。

写真撮影に置いて普段こんなことは意識しながらしてはいないでしょうが

ちょっと先のことを考え、撮った写真の公開・シェアの方法について考えられると

良いのではないでしょうか。