風景写真家が初めてYoutubeに参入して苦労したコト

風景写真家が初めてYoutubeに参入して苦労したコト

もともと風景写真家として活動していた私はある一つの思いがありました。

写真を販売したり、依頼を受けて撮影することの他に、どうしたらいろんな人に

自分の活動の様子を知ってもらえるだろうかと。

SNSのFacebook,Instagram は以前より使用していましたが、もっとリアルな情報

を発信したいという思いからYoutubeとブログを開始しました。

実際に初めてみて見えてくる苦労、悩みがあったので今回はそれらを

紹介しようと思います。これまで風景写真メインで活動していた人がこれからYoutube,ブログを

導入して行こうと考えている人の参考になればと思います。

YouTube開始の理由

海外の風景写真家の動画に影響を受けた

自分自身が風景写真の勉強のツールの一つとして利用していたのがYouTubeの動画です。

3年前から現在も新しい撮影技術などの勉強に活用しています。

その中で海外の写真家が撮影の技術だけでなく、彼が見ている景色からどのように

構図を切り取って行くのかを説明したり、単純にその動画の風景を見ているのが

とても楽しかったのです。
Thomas Heaton さんの動画


Ben Horne さんの動画

いつしか自分も日本の風景を撮影している動画を作ったら面白そうだと思っていて

始めることとなりました。

ことらが私のyoutubeチャンネル、fotoshin channel です。

まだ動画自体も少ないのでこれから頑張ってコンテンツを増やして行こうと思う。

写真という結果だけでなく物語をシェアできる

YouTubehは動画をシェアするものです。風景写真家として活動していると

どうしても「写真」が結果でありそれがその人の個性として認識されます。

どんなに綺麗な写真を撮っていても、その裏側で実際どんなことがあったのか想像

する人はきっと少ないはずです。

自らが撮影している様子を動画にし配信することで、最終的に作り出された写真が

どのような状況のもとで、写真家のどのような想いにより撮影されたのかを伝えることができます。

「一枚の写真で勝負したい!」と考える人もいるだろうが、私はその物語が伝わる方が

より一層一枚の写真の価値が上がると思い取り組んでいます。

新たな繋がりができる

Youtubeに動画を投稿すると、Facbook, Instagram, TwitterなどのSNS同様に

いいねボタンや、コメントの機能があります。

自らの動画に見てくれた人からのコメント、質問などもあり視聴者との繋がり

も持つことができます。もちろんコメントには辛口なものもあるでしょうが

それも含めて動画を作成していく上での励みになります。

お金の話

写真家の収益は写真の販売の利益だけではありません。

写真マガジンの執筆をしたり、セミナーを開いたり、ワークショップを開いたりなど様々です。

Youtubeも頑張って取り組めば収益を得ることができます。Youtubeからの直接的な収益の他に

Youtubeを見て仕事を依頼されたりと仕事を得るための橋渡し的な役割も果たすため

新たなネットワークを作ると行った面でとても便利なツールとなります。

Youtube導入で苦労していること

実際にYoutubeを通して自らの動画を配信する上でいいことばかりあるわけでは

ありません。いろんな弊害、苦労も出てきたので紹介します。

作業量増加

これまで写真を撮って、家に帰ってLightroom,Photoshopで編集する作業だけであったのが

最終的な動画のタネとなる映像を撮影する時間、そしてそれらを編集ソフトを用いて

編集する時間が加わります。動画の撮影も自動りする場合、カメラを置いて歩き去り、また戻って回収

するといった地味な動作もあるため体力も余分に消費する。動画の編集も凝ったりすると半日以上かかって

しまいます。

時間配分と優先順位

何より一番苦労しているのは撮影時の時間配分と優先順位です。

動画の撮影』と『風景写真の撮影』の時間配分は常に考えながらしなければなりません。

動画に集中するあまり肝心な風景写真の撮影が疎かになってしまっては本末転倒です。

夕日の一番大事な瞬間に動画も撮って解説したいし、かつ風景も撮影しなければならない時に

動画ばかりに時間を割いてしまい、結果として撮れた写真がイマイチだったなんて結果となれば

動画なんてやめた方がいいのかなと思うこともあります。

実際に動画の撮影がなければ、風景写真の撮影に割ける時間は増えますし、ベストなタイミング

の写真を収めれる確率は上がりますより沢山の写真を撮影したいという方にはこの動画撮影の

導入は不向きなのかもしれません。自らの撮影スタイルもよく考えて導入してみることを

オススメします。

しかし、この時間配分と優先順位の感覚は実際にやっていくに連れて次第に慣れていきます。

慣れてしまえば、狙った獲物も逃さず、動画も撮れるようになります。

コンテンツ選び

動画を配信するにあたってコンテンツの選び方を考えるのが意外に大変です。

私自身現在は実際に外で撮影をしている状況を動画にして配信しているだけですが、

今後はもっと使用機材についてだとか、編集の方法など様々な内容を配信していこうと

考えている。常に見る側に立って飽きないような面白いコンテンツを考えて行くことも

Youtubeには必要なスキルです。初めのうちは動画の撮影と編集だけで精一杯となりがち

ですが空いている時間にネタを考えて行くことも重要です。

少し慣れてきたら違うスタイルの動画にも挑戦してみましょう。

まとめ

風景写真の撮影だけを行ってきた人がユーチューブに参入することで多くの

可能性が広がる一方で、これまでできていたことができなくなることも少なからずあります。

その折り合いをつける事がまず大切で、動画撮影に費やす時間・労力と、風景写真の撮影に費やすそれら

とのバランスを常に考えながら取り組む必要があります。

初めのうちは慣れないのでそのバランスの維持が難しいですが次第に自分なりの

方法を見つけて行くことができます。まずは実際にやってみて判断するべし。

動画撮影用のカメラがない場合はスマートフォンでもできます。

これからYoutubeへの参入を考えている人は、とにかく一度やってみて、それから

考えてみるのも良いでしょう。